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「オープンソース/CC」カテゴリのアーカイブ

2007年06月02日

はてなの新ロゴはCCライセンスか?

株式会社はてなが自社のロゴをクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスで公開しました。その姿勢はとても好きなんですが、このライセンスの扱いについて疑問があります。ロゴを「表示 - 非営利 - 継承」で公開していますが、それに加えて以下のような制限が課されています。

はてなロゴマークを使ってみようより引用。

このような使い方はできません
  • 他の会社の提供しているブログに、はてなマークをつける
  • はてなと関係ない他のサービスや他のHPへのリンクに利用する
  • はてなと関係ないものを販売したり配布したりしているページに、はてなが配っているかのような誤解をされる態様で利用する

CCライセンスにおける制限事項(この場合は表示・非営利・継承)以外に、上記のような独自の条件を課したものは、もはやCCライセンスではないはずです。これもCCライセンスであるとして認めてしまうと、例えば、

  • 特定の企業は使用してはならない
  • 特定の国に属する者は使用してはならない
  • 特定の目的のためには使用してはならない
といった、CCの理念に反するCCライセンスも存在可能になってしまいます。

また、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)のFAQには、以下のような記述があります。

Creative Commons Japan - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン - FAQ: 自分が許諾する作品にCCライセンスのバナーをつけるにあたって、注意するべきことはありますか?より引用。

自分が許諾する作品にCCライセンスのバナーをつけるにあたって、注意するべきことはありますか?

(中略)

(3)なお、いずれの場合も、あなたは、以下の行為はできません。

  • そのライセンスによって付与される利用許諾受領者の権利の行使を変更又は制限するような条件を提案したり課したりする行為。

  • そのライセンス及びその免責条項に関する注意書きの内容を変更したり、見にくい態様で掲載する行為。

  • そのライセンスと矛盾する方法でその作品へのアクセス又は使用をコントロールするような技術的保護手段を用いる行為。

今回の問題は上記の点に反している気がするのですが、どうなんでしょうか?CCJPでこの件を紹介した記事では特に何も触れられていないので、CCJPの方の見解も伺ってみたいです(TB打ちました)。

以下は蛇足。
「はてな」「hatena」という名称を商標としても登録しているため」とのことなので、リスクヘッジ的な意味で商標のコントロールのための条件を追加したいのは理解できます。しかし、APIや勉強会の内容などを積極的に公開してきたオープンなはてなが、こういう面では保守的・防衛的になってしまうことは残念です。

CCは、「他の人々が土台にしたり共有したりするのに使えるクリエイティブな作品の幅を広げること」を目的にしているわけで、その考えに賛同するからこそ、はてなもCCライセンスを選択したのだと思います。であるならば、クリエイティビティを阻害しかねない余計な条件など無くして、あとは利用者の良識をポジティブに信じてほしい。はてなならそれができる立場だし、中の人はそういうメンタリティも持ち合わせている方々だと思うので、ぜひ良き前例を作ってほしいと思う次第です。

2007年03月31日

オープンソースカンファレンス(OSC) 2007 Tokyo/Spring 私的まとめ-symfony、Linux、Second Life、XOOPS-

先日開催されたオープンソースカンファレンス(OSC) 2007 Tokyo/Spring1日目の備忘録代わりの私的まとめ。紛失していたメモがでてきたので今更だけどアップ。

Symfonyフレームワークで簡単・速攻PHPアプリの作成

PHPフレームワークSymfonyの紹介と簡単なDB管理画面の作成。2時間使っての実習だったけど、正直、作業についてくのが精一杯でした>< やっぱり短時間では限度があるよね。作業と言ってもほとんどコマンドの打ち込みしかしてないし…。
もっとも、設定ファイルがYAMLだったりとかDBの便利な命名規約とか、Railsライクなシンプルな良さはよく伝わってきました。覚えるまではどうしても大変だけど、使いこなせばかなり便利だろうなあという印象でした。他のフレームワークと比較したメリットがいくつか挙げられていたけど、一番大きいのはとても便利な管理画面(フィルタも可)の自動生成機能ではないかとのこと。
このセミナを担当されていたアシアルさんが、4月4日にもsymfonyのセミナを開催するようです。内容は今回と同じなのでしょうか? 興味がある方は行かれてみると良いかもしれません。

いまさら聞けない! Linuxインストール+Webサーバ構築入門

まず、プレゼンが上手かった。内容も資料もシンプルにまとまっていて聞きやすかった。
ディストリビューションの選択は、これから入門するならCentOSがベターではないかとのこと。よく名前が挙がるFedora Coreは、リリースサイクルが短く、旧ヴァージョンのサポートが受けられなくなる恐れがあるため、長期安定を要する用途には向かないそうだ。
初心者がインストール周りでつまずきやすいのは、パーティションの設定とネットワークセキュリティ関係(特にファイアウォールとSELinux)。この辺でハマって悩みこんでしまっても仕方がないので、初めは思い切って、パーティションは自動設定、ファイアウォールとSELinuxはOFFにしてしまいましょうとのお話でした。

休憩

セミナの合間を縫って休憩。今回もソフトドリンクが無料で配布されていてありがたい。昨年秋のOSCに引き続きドリンクを配るのがメイドさんなのは、もはやデフォルトなんでしょうか…?
Second LifeのコミュニティSLCOMのブースにも少し顔を出してみる。Second Life内にOSCの会場が作られてたりして面白かった。時間の関係であまり詳しい話を聞けなかったのが残念。

XOOPS/XOOPS Cube活用事例紹介~XOOPSを活用した新CMSの開発

XOOPSのセミナだけど、時間の大半はNetCommonsというCMSの説明でした。NetCommonsはXOOPSから派生したCMSツールで、国立情報学研究所という機関が開発しているものだそうです。
国がこういったツールの開発に関わる理由は、GoogleやMicrosoftが統合的Webサービスを独占しつつある現状は日本の情報安全保障上の脅威になりうるものであり、オルタナティブな選択肢を提供する必要があるという認識によるものだそうです(実際の説明はもう少しオブラートに包んだ口調でしたが)。 公共機関(特に教育関係)での使用を念頭において作られているそうで、それだけにセキュリティ面などは充分な対応がされているそうです。中小企業オフィス用のグループウェアとしても活用可能。XOOPSと同じくGPLだが、ビジネス向きなライセンスも導入検討中とのこと。

CentOSサーバ構築バイブル
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