via:Life is beautiful: 「なぜブログを書くの?」、「もちろん、あなたのためです」
文字通り「創造的な文章表現」についての本で、おそらく小説などを書く人に最も有益な本でしょう。必ずしもブログ(特に技術系のブログ)においては全てがそのまま使えるわけではありませんが、それでも参考になる点はいくつかありました。
一つは経由元の中島さんも引用されている以下の部分。
よい文章とは、
①自分にしか書けないことを
②だれにでもわかるように書く
ということを実現している文章。(中略)私たちは、日々人間として生きていますが、生きていることの喜びの根底にあるのは自分がこの世にかけがいのないものとして存在するという自覚です。まず本人が自覚する。それから他人にもわかってもらう。そのとき私たちは喜びと充実感をもつことができる。文章表現の意味もここにあるのです。
全ての文章で通用する定義で、文章を書く理由についても見事にとらえています。自己主張であると同時に、それがいつかきっと誰かのためにもなるという思いが、私にとってのブログを書く動機です。
もう一つはメモについての考え方。
「自分にしか書けないこと」を見つけるために、まず最初にすべきことは、自分の中にことばをさがし、イメージや感覚を断片的なことばによって書きとめることです。普通これを、<メモ>と呼んでいます。<メモ>には、ほかに客観的な情報を書きとめたり、叙述の構想を書きとめたりすることも含まれますが、中心はなんといっても文章の内容を形成することば(断片)を時間をかけて蓄積することです。それをまじめに行うことが、よい文章を能率的に書く近道です。
メモを単なる記憶の補助のための書き付けとはとらえず、メモはそれ自体が作品であり、創造的行為であるとしています。意識的なメモのとり方をすることで頭の中が整理され、「それっぽい文章」(類型的なストーリー)を避けて本当に自分が書きたいと思っていることが浮かび上がってくる。これは日々自分と他者のブログの文章に浸る生活の中で、自分の伝えたいことを見誤らないために有益なアプローチだと思います。
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