2007年10月20日

はてなダイアリーに移行します

ちょっと思うところがあって、ブログをはてなダイアリーに移行することしました。
ここはこのまま残しておいて何かの機会にまた使う予定。

inamenaiの日記

2007年10月03日

新聞は紙でなければ新聞ではないのか?

ITメディアのニュースより。

朝日・日経・読売が提携 「ネット活用で紙の新聞を維持」 - ITmedia News

朝日・日経・読売の3社が提携し、来年1月に共同のニュースサイトをオープンする。「ネットを活用して紙の新聞を維持する」のが狙いといい、3社は新聞販売でも提携した。

紙の新聞を維持するためにネットに展開という目的が馬鹿らしくて、今から先行きが危うく見えて仕方がないんですが。世の中には既にネット専業で戦っているサイトがいくつもあるところへ、首脳陣が紙の方へ後ろ髪引かれながらネットに参入したところで、良い結果が出るとは到底思えません。ついでに、自分だったらそんなサイトのウェブマスターは絶対にやりたくない。

CNETブログで渡辺聡さんが「ユニバーサルサービスとしての新聞」という点について書かれている。細かい定義の問題はおいといて、「日本中の誰もが簡単に報道にアクセスできることが望ましい」という意味では、新聞はユニバーサルサービスであるべきだと思う。ただ、それは「日本中のどこにでも紙の新聞が届けられなければならない」ということではない。インターネットにブロードバンド接続可能な環境さえあれば、報道へのアクセスはそれで十分に可能なのだから。

新聞社はどうしてそんなに紙にこだわるのだろうか?新聞社のコアコンピタンスは記者の取材・執筆能力や編集者の編集能力なんだから、媒体がネットに変わってもそれらは有効に機能するはず。更に、ネットならこれまでテレビ局などと比べて圧倒的に不利だった速報性という点でも互角に戦えるようになるのだから、むしろ歓迎すべきことだとさえ思えるのに。
冒頭の三社の発言を見ていると、これらの新聞はもう紙を印刷することにしか自分達の存在意義が見出せなくなったみたいだ。

2007年09月12日

「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」を読んだ

対談はそれなりに面白かったし、ひろゆき氏のweb2.0やメディアに対する見方は賛成できる点もあり反対な点もありという感じだったけれど。総合的には「なんだかなぁ」というのが率直な感想。

大きく気になった点が2つ。

P38~P39 [2.0] ITのウソより。

『ウェブ進化論』の梅田さんに対して、カリスマプログラマーである小飼弾さんが、ブログ上で、「それで、梅田さんは、『はてな』でどんなコードを書いたの?」という反論をしていました。僕もそれだと思うのです。

404 Blog Not Found:君たちの感動的なお言葉を読めばすぐわかるけど、この発言をしたのはmalaさんだ。弾さんは、これに対して「梅田望夫は、株式会社 はてなのコードを書いているんだよ。」と言っていて、この文脈においては本の内容とむしろ正反対の主張をしている。当初の思い違いは別にいいとしても、著者も編集者もどうして本として出版する前に確認を取るくらいのことができないのだろうか?ちょっとググればすぐに該当のエントリは見つかるし、対談までしてるのだから本人に確認するのも簡単にできたはず。更には、初版出版後いくつかのブログでこの点は既に指摘されてるのに、手元の4刷でもまだ直ってない。(ついでに言えば、弾さんのブログですらスルーされている)

もう一つは、ニコニコ動画について。
おそらく、運営者のオフィシャルな発言としてニコニコ動画について語られたものは、書籍という媒体ではこの本が初めてだろう。だから、ニコニコ動画についてまだ詳しく知らない人に向けてのプロモーションとしての狙いもあるんだろうと思う。しかし、それを差し引いたとしても、書かれている内容がちょっとアンフェアに過ぎる。
この本では、YouTubeを他社の権利を侵害することて利益を得ていると非難する一方で、ニコニコ動画もまた著作権侵害コンテンツが蔓延していることには一切ふれていない。

P73 [3.0] 明るい未来への誤解を解くより。

著作権法上の処理をしっかりとしている企業(Gyao)がバカを見て、著作権を無視し広告収入を得ている企業(YouTube)に16億5千万ドルの値がつく。

そ知らぬ顔でYouTubeを非難してはいるが、どう考えても現在のニコニコ動画のやり方はGyaoよりもYouTubeに近い。というか、同じだ。今後、著作権的にクリーンなビジネスモデルが確立されたとしても、初期のニコニコ動画がクリティカルマスのユーザを得るために著作権侵害コンテンツを利用したという事実は消えることはない。

P66 [3.0] 明るい未来への誤解を解くより。

ニコニコ動画には、YouTubeと違い、動画に対してコメントを書き込むシステムが導入されています。ユーザーは、この機能を使って他のユーザーと会話がしたいだけなのです。お茶の間でテレビを観ながら友達と話しているとき、テレビに映っている映像が何であろうと関係はない。ニコニコ動画の場合も、ただ会話がしたい、ただそのネタが欲しいというだけであって、動画の内容はどうでもいいことが多いのです。

これも問題。コメントが動画の価値を高めるということは、自分自身実感しているし事実だと思うけど、動画の内容がどうでもいいわけがない。これは、動画の閲覧数/コメント数がロングテール状になっていることから明らか。一部の少数の動画が膨大なアクセスを集めている一方で、大半の動画はほとんどコメントもつかないまま埋もれている。つまり、ニコニコ動画においても動画の内容によって価値が決まることには変わりはない。そして、ランキング上位に現れるような人気コンテンツは、そのほとんどが何らかの形で著作権を侵害している(その恐れがある)動画だ。

「YouTube的な」やり方はグレーかもしれないが、少なくとも議論の余地はある。だけど、事実そのものから目を逸らしてしまったら何の進展もありえない。Googleの欠点ばかりあげつらって"Don't be evil."を皮肉るのは勝手だが、こういう文章を見せられるとニコニコ宣言が既に同じ過ちに陥りつつあるように思えてひじょうに残念だ。

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1 ひろゆきも本書くの好きだね
4 2ちゃんねるはあまりみないですが
3 さらっと読める。

2007年09月10日

「ウィキノミクス」を読んだ

各所で話題の本。来るべき未来の新しい概念を解説するのではなく、それらの概念が実現されていることをビジネスの事例とともに紹介する本。企業や国といった境界を越えたコラボレーションや消費者を巻き込んだ生産の形は、インターネットがもたらす未来として語られてきたけど、それらはもう既に現実のものになりつつあるという話。

ボーイング787の製造の35%を日本企業が担当したことが7月にニュースになったとき、「近いうちに純国産の航空機の製造が可能になるかも?」という論調の報道が多かったように思う。しかし、可能だからといって、そもそも純国産を目指すことが良いことなのかどうかという点から考え直す必要があるのかもしれない。

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2007年09月04日

「風呂で読める文庫100選」を読んだ

呼んだといっても、100選のうちの1冊「タイムマシン」だけですが。

この「風呂で読める」シリーズの本はプラスチックで作られていて、水に濡らしたり沈めたりしても全く問題ないようになっている。長風呂する人が風呂で読むにはまさにぴったり。

ただ、ラインナップが大作ばかりなので(他には太宰治、夏目漱石、森鴎外など)、風呂だけで読み切ろうとすると、細切れになるしかなりの日数がかかってしまう。ショートショートとか詩集とか、もっと短くて連続性のないものの方が題材としては最適だと思う。同じ出版社の出しているお風呂で読めるスヌーピーシリーズなどはいいかも。

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